』 入選句発表
選考は 柏原幻四郎先生です。


☆特選☆
紙吹雪舞わずに続くイラク戦

竹中正幸
【寸評】
戦争が終わると、戦勝国では派手なパレードが見られる。戦車、ミサイル、迷彩服の兵士たち。沿道のビルの窓から紙吹雪が舞う。が、イラク紛争は底無し沼の様相を呈している。大儀なき戦は、いつ果てる。


秀作1
座布団も舞わず淋しき国技かな
つまようじ
【寸評】
相撲人気が低迷して久しい。ハワイの力士たちが姿を消していくのも淋しいし、日本人横綱がいないのも淋しい。国技というからには、もう少し熱のある土俵を見たい。



秀作2
舞台の子その他大勢でも主役
千鶴
【寸評】
小学校か、幼稚園の「劇」だろう。たくさんの出演者、どの子も重要な役ではないが、みんな一生懸命だ。精いっぱいの拍手をしてあげよう。


秀作3
悔しいが妻のタクトに舞う夫
竹中正幸
【寸評】
夫唱婦随の時代は終わった。今や、どこの家でもタクトを持っているのは奥さんだ。そのタクトに合わせて、旦那はへたな舞いを舞う。芸をしなければ、餌にありつけない。


佳作      
踊子の指先までが泣いている 岡本恵 箪笥から出てきた祖母の舞い姿 小島百惠
大舞台務め家では粗大ゴミ 悠歩 祝辞をと言われた途端舞い上がり 八十日目
職安を出るたび髪が風に舞う 西尾五柳 改札機ICOCAカードは舞い上手 上野楽生
人妻とスローテンポの曲で舞う 小西章雄 銀盤で錐揉みをする白い息 小西章雄
トーシューズまた白鳥になりきれず 山田緑青 蕎麦打ちの舞台見せてる観光地 山木文人

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